| 東京最前線/最終決断迫る八ッ場ダム建設/検証結果は「ダム案が有利」/中止公約、風前のともしび 民主党が09年衆院選で政権公約に掲げた八ッ場ダム建設中止。政権交代早々、前原国土交通大臣(当時)は意気揚々と公約通りの中止を宣言した。ところが、地元住民や1都5県が猛反発したため、「予断を持たず再検証する」ことを決めた。しかし、その内実は、事業主体である関東地方整備局が、建設を求める1都5県と共に検討するというスキーム。当然、検討結果は「ダム建設が最も有利な案」だった。政権公約・最後の砦とも言える八ッ場ダム問題は今、4人目の大臣の下で最後の結論が下されようとしている。
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