| 都総合防災訓練/初の津波対策実施/水門・陸こうを閉鎖都は10月29日、都立小金井公園を中心に、小平、西東京、武蔵野、小金井の4市と合同で、総合防災訓練を実施した。臨海部では晴海地区を中心に、初めて大規模な津波対策訓練も行われた。 東日本大震災では、大津波の襲来により太平洋岸の市街地に壊滅的な被害をもたらした。東京でも関東地震のマグニチュード(M)8級や東海・東南海・南海の3連動地震などによる想定外の津波の懸念が高まっている。 臨海部の訓練は、多摩直下を震源とした多摩地域の訓練とは異なり、相模湾を震源としたM7・9程度の関東地震が発生し、40分後に津波が到達すると想定。都内に50カ所ある水門の閉鎖や、晴海地区にある12カ所の「陸こう」、8カ所の防潮扉を全て閉鎖し、住民の避難を誘導する訓練が行われた。
|