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行財政改革の成果に手応え/あきる野市長・臼井孝氏に聞く

あきる野市長選は現職の臼井孝氏(70)が共産候補との一騎打ちを制し、再選を決めた。2期目の最終年には、合併20周年を迎える。厳しい財政状況や旧都立秋川高校跡地周辺のまちづくりなどの課題にどう取り組むか、臼井市長に聞いた。

 ─選挙では、秋川地区と五日市地区の「格差」がクローズアップされました。
 五日市地区の活性化は重要な市政課題だ。これまでも活性化戦略委員会を組織するなどの対策を行ってきた。今年度は市制15周年事業として職員がメガホンを取った映画『五日市物語』が完成し、10月29日に一般公開をスタートした。映画を通じて「東京のふるさと・五日市」をPRしたい。
 ─秋川市長時代に検討された日の出町、檜原村との秋川流域市町村合併構想について、現在の考えは。
 3市町村はごみ処理や病院経営などで一部事務組合を構成し、連携を取りながら行政運営している。しかし、各市町村とも地域特性に合わせ、独自のまちづくりを進めている。医療や福祉、教育、観光など広域連携をさらに進める必要性は感じているが、合併には住民のコンセンサスが不可欠。将来的に合併という話が持ち上がったときに考えることになるだろう。


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