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今週の都政新報
 

定年後、田舎暮らしを始めました/加藤憲司

今年の3月31日、東京都を定年退職した私は、翌日の4月1日、妻と2人で熊本県人吉市へ移住してきました。かねてより計画していた定年後の田舎暮らしを始めたのです。
 そしてこの10月、移住から半年が過ぎました。読者の中には、同じように定年後の田舎暮らしをお考えの方がいるかもしれません。そんな方たちに、私たちの体験が少しでもお役に立てばと思い、計画の立案から田舎暮らしの実際までを、一通りご紹介させていただきます。
跳ね回るイノシシ/やシカ
 5年程前に購入した我が家は、人吉市街から車で15分程入った山の中にあります。半年ぶりに訪れた敷地内には、シカやイノシシ、サルなどの足跡が入り乱れていました。
 購入後、年に数回は訪れ、農園の雑草刈りや家の手入れなどをしていたのですが、最後に訪れた昨年の秋以降、今春までの間に、敷地内は野生の王国と化していたのです。
 農園の周辺には、鳥獣よけの電気の流れる電柵が張り巡らしてあります。しかし、動物が体当たりすると、しばしば断線してしまいます。いったん断線すると、その後は電気が通わないので、動物たちは自由に通行できるのです。
 農園内の竹林は、4月が竹の子のシーズンです。ところがこの竹の子、イノシシの大好物です。電柵が機能しないと、竹林はイノシシの大宴会場となってしまいます。
 移住の翌日から早速、電柵の修繕が始まりました。5反(1500坪)の敷地周辺の電柵総延長は300メートルあり、修繕には1週間程かかりました。


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