| 視点/必然だった小金井市長の辞任/根本解決は依然見えず小金井市のごみ問題は佐藤和雄市長(53)の引責辞任が奏功し、多摩川衛生組合と昭島市が受け入れの方針を固めたことで、今月中旬にも収集停止という最悪の事態の回避が見えてきた。「あらゆる方策で収集停止を回避する」と語ってきた佐藤市長も胸をなで下ろしていることだろう。しかし、辞任でしか事態を収拾できない状況に追い込まれたのは、なぜか。 たしかに、「ごみ処理経費4年で20億円の無駄遣い」という市長選での主張が今回の騒動の根本原因だが、その後のつたない対応が決定打となった感は否めない。市長就任後の問題点として三つ挙げられるだろう。
|