| 中村哲氏が潤した大地/アフガニスタンでの出会い/フリージャーナリスト 西谷文和 「とうとう始まったな」。アメリカがイラク戦争を開始した2003年、私は大阪の吹田市役所に勤務していた。この頃まで有給休暇を利用しての海外一人旅を趣味としていて、恐怖感はあったのだがイラクに行ってみようと思い立った。首尾よく首都バグダッドに入り、空爆の爪痕やけが人であふれる病院の様子などを撮影して帰国した。 04年4月にまた有給休暇が付与されたので、バグダッドに入った。その2日後だった。「日本人3人が誘拐された。激戦地ファルージャの武装勢力が『自衛隊を撤退せよ、さもなくば人質を焼き殺す』と要求している」。衛星放送アルジャジーラから第1報が流れ、日本は大騒ぎになった。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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