| 震災へのまなざし~東日本大震災から10年(中)/前だけを向く被災者/「ゼロになった。もうプラスだけ」 幾重にも重なる山の中、次々にトンネルを抜ける。「海だ!」。ついに青く光り輝く海が見えた。記者が幼い頃からよく来た岩手の海は、何度見てもきれいだ。 大船渡市越喜来(おきらい)。三陸鉄道リアス線の三陸駅で待ち合わせたのは、地元のテレビ局に勤める友人に紹介してもらったプロヴォ・イザベルさん。フランスの田舎町出身で、震災直後にボランティアで大船渡を訪れ、2019年5月から地域おこし協力隊として移住。つい数カ月前には越喜来湾でホタテ養殖業を営む佐々木淳さんと結婚し、名実ともに「大船渡の人」に。この日は1日、彼女に案内をお願いしていた。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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