新型コロナの緊急事態宣言の期限が迫る中、感染者数は下げ止まりの状況が続いている。東京iCDCの専門家ボードで新型コロナの回復者に調査したところ、7割以上が呼吸困難や倦怠感といった後遺症が残っていることが分かったが、現段階では明確になっていないのが実情だ。昨年末、新型コロナに感染し、自身も後遺症に苦しんだ山口拓都議(立憲民主党・世田谷区)に体験記を寄せてもらった(編集部)。
私はコロナで入院、中等症から肺炎を併発、重症化したものの、優秀な日本の医療の恩恵に浴することができ、命を救っていただきました。病院を始め、関わってくださった全ての皆さまに心から感謝とお礼を申し上げます。
昨年12月27日、38・6度の発熱から全てが始まりました。日曜の早朝でしたが、かかりつけ医に相談し、リモート診療の上、即日、PCR検査を受けることができました。深夜には41・6度を超え、寝ることすらできず、生死にかかわる危機感から徹夜で一夜をしのぎました。