| 最前線~on the Front Line/「負の遺産」現在の姿は/フクロウの営巣にみる自然環境の回復 日の出町に二つあるごみの最終処分場。現在は二ツ塚処分場が稼働しているが、それ以前に埋め立てていた谷戸沢処分場では、23年前に埋め立てが終了後、里山的な自然環境が再生されつつある。「負の遺産」のイメージが強いごみの最終処分場だが、埋め立て後はどうなっているのか、現地で確かめた。
「3羽のヒナが孵りました」─。毎年春にこんなプレスリリースが東京たま広域資源循環組合から届く。日の出町にある多摩25市1町の最終処分場を管理する同組合では、1998年4月に埋め立てが終了した谷戸沢処分場で、里山的な自然環境の再生を進めながら処分場の管理を行っている。その一環として、敷地内にフクロウが子育てできるように巣箱を設置。営巣する姿が毎年確認され、春にはヒナ鳥が誕生している。今年は3月26日に2羽のヒナを、28日に3羽目のヒナを確認した。処分場内で3羽のヒナが生まれるのは初めてだという。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
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