| 新壱万円札の人~都区職員のための渋沢栄一入門(18)/長寿の秘訣 渋沢栄一は幕末から明治・大正・昭和にかけて、激動する時代の波に乗って多彩な活動を続けている。渋沢の生きた時代は、各種感染症が蔓延し、不慮の事故も多く、平均余命は40歳台だった。家系図を見ると同腹10余人のうち、多くは幼死しており、成人に達したのは姉と妹のみである。また、多数の子をなしているが、判明した範囲では69・55・70・40・54・91・87歳で亡くなっており、長命家系とはいえない。 そのような中で、激動の時代に「元気に長生き」できた理由は何なのか、自身の高齢者診療の中で感じてきたことを述べてみたい。
■ハードな日程をこなす 若い頃の剣術修行、武士としての生活、世界各地への旅行などで、これといった事故には遭遇していない。52歳のとき、馬車にて2人の刺客に襲われたことがあるが、馬の脚が切られたのみで、窓ガラスによる手のわずかな傷ですんだ。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。Facebookページ(http://www.facebook.com/denshiban.toseishimpo)の「ちょこっとタダ読み」で記事の一部をお読みいただけます。
|