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首都の実力―国際競争力強化への道筋(上)/5年間で外資500社誘致へ/日本のカンフル剤になるか

欧米企業のアジア本社や研究開発拠点を呼び込み、ニューヨークやロンドンと並ぶ世界三大金融センターに─。都はこのほど、東京をアジアのヘッドクォーターに進化させる構想を明らかにした。アジア諸国が経済的に躍進し、日本の存在感が薄らぐ中で、外資系企業を誘致し、海外からの投資を戦略的・重点的に呼び込みたい考えだ。福島第一原発事故の後遺症など、日本離れの要因も多い中、都は国際戦略特区を申請しているが、閉塞感に満ちた日本のカンフル剤となるだろうか。

 「税財政や都市計画上の優遇措置を重層的に講じ、外国企業にとって魅力的な環境を整えたい」。石原知事は都議会第3回定例会の所信表明でこう語り、外資企業を誘致したい考えを表明した。
 知事が念頭に置いたのが、国の総合戦略特区。都は「国際戦略特区」として、丸の内や六本木、臨海副都心、羽田とリニア新幹線の結節点になる品川などを想定し、外資企業を5年間で500社以上、アジア地域の業務統括・研究開発拠点を同50社以上呼び込む方針。民間7社と大田区から、計9提案があった。


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