| | 更なる発展へ～新しい多摩の振興プラン素案（５）／観光振興／自治体独自施策との連携を 多摩地域は豊かな自然や歴史的文化財、テーマパークが集積するが、一方で、長らく都市部近郊のベッドタウンや郊外の工業都市として栄えてきたため、観光振興のノウハウが乏しい自治体が多く、観光資源を生かし切れずに頭を悩ませている。
そうした中、２０１９年には市長会が多摩地域の３０市町村の観光協会や事業者と連携して情報発信を進める「多摩版総合観光プラットフォーム」を立ち上げた。実務機関ではない市長会が具体的な事業を行うのは異例のこと。市長会事務局は「市長会が観光に本気で取り組んでいることをアピールし、多摩地域の魅力を広げるために立ち上げた」と説明する。多摩地域の各自治体にとって魅力発信がいかに課題かがうかがえる。
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