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コロナ禍の保健所/ドキュメンタリー映画監督に聞く/「現場の声、多くの人に伝えたい」

 中野区保健所に昨年6月から今年3月まで約10カ月にわたって密着したドキュメンタリー映画『終わりの見えない闘い―新型コロナウイルス感染症と保健所―』が8月27日、中野区内で1日限定で上映された。長期間にわたってコロナ禍の保健所を見て感じたことは何なのか。宮崎信恵監督に聞いた。

 ─現場を見て感じた課題は何ですか。
 よく言われるが、やはり保健師が過労死ラインを超えて働かないといけないということは、絶対数が足りないのだと思った。緊急時だからと言われるかもしれないが、緊急時にどう態勢を整えないといけないかは平時から考えないといけないこと。
 保健所に密着を始めてまず驚いたのが、
 
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