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都立高入試/「男女別定員」どう是正/合格ラインが最大243点差

 都教育庁は9月下旬、都立高校の2022年度入学選抜要綱を発表する。焦点となっているのが、都立高校普通科の男女別定員制だ。男女ごとに定員を設け、性別によって合格の最低ラインに差異が出ていることが問題視されているが、今年に入って是正を求める署名活動が行われるなど議論が活発化。2013年に撤廃した大阪府ではその後も「学校運営上支障はない」としており、全国で唯一、男女別定員制が残る東京都の判断が注目されている。
 都立高校が2015年~20年の間に実施した普通科の入試では、5科目700点・内申300点の計1千点満点のうち、男子の最低合格点が女子を243点下回ったケースがあった。また男子の最低合格点を上回った女子20人が不合格となった事例もある。
 
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