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新宿区/老朽共同住宅を訪問へ/防火など注意呼び掛け

新宿区は7人が死傷した11月6日の大久保地区の火災を受け、警察や消防と連携して、区内の老朽化した木造共同住宅を個別訪問することを決めた。老朽木造住宅が密集する地域は火災の危険性が高く、避難経路を確保しておくよう住民に注意を呼び掛ける。リスクを減らすためには建て替えなどの対応がベストだが、実現までは長い時間が掛かるため、「できることから取り組む」試みだ。現在、消防などと個別訪問の日程を調整中で、年内にはスタートする。
 区ではこれまで、防災対策としてカラオケ店や個室ビデオ店、ネットカフェなどの巡回を行ってきたが、個人宅を回るのは今回が初めて。同区建築指導課では「階段や通路が荷物でふさがれているなど、個人宅でも危険な建物が見られるため、火災被害の拡大を防ぐ意味で訪問することにした」と話す。


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