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高校生写真家、藍沙さんに聞く/人間本位でない自然管理を/都市部でも動物との共存を

  国連が2030年までに達成を目指すSDGs(持続可能な開発目標)。都もSDGsの視線に立ち、「『未来の東京』戦略」で掲げたプロジェクトを進めており、多摩地域の自治体でも減少した緑地や農地、水路を保全し、生物多様性の確保に努めている。そんな中、多摩地域を中心に野鳥の撮影活動を行う現役高校生写真家の藍沙さん。最近では環境問題について新聞に寄稿もしている。撮影を通じて気づいた多摩地域の魅力と自然を守るための課題意識を聞いた。

 ─野鳥の写真を撮り始めたきっかけは?
 父の知り合いで動物写真家の小原玲さんと出会ったことです。小学5年生の頃、今住んでいる日野市に引っ越してきました。ビルばかりのイメージがあった東京でしたが、自然が多く驚きました。その自然の中で何の写真を撮るのがいいかを小原さんに相談したところ、野鳥の撮影を勧められました。
 
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