| ふるさと納税の光と影/~地方の不安と都市の不満~/影山竹夫 ■ふるさと納税で20億円 NHKニュースを見て驚いた。ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏がふるさと納税で2019年に20億円寄付したと。台風被害があった千葉県館山市の地域活性化のためだという。思いは立派だが、ふるさと納税を使ってという点が引っかかる。彼自身が公表している納税額からすれば、ほとんどが税額控除(還付)可能だろう。その後、20年に8・7億円、21年に10億円と多数の自治体にふるさと納税している(さすがに返礼品は辞退しているという)。寄付の大盤振る舞いを受けた自治体は感謝だが、前澤氏が住民登録している自治体はたまったものではないだろう。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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