| ボランティアだった君へ~東日本大震災11年(下)/被災地と向き合い生まれた文化 防潮堤を越えて浜辺に降り立つと、潮の香りが濃くなった。足元に目をやると、砂ではなく小粒の砂利で浜が埋め尽くされている。岩手県野田村にある十府ケ浦海岸は通称「小豆浜」と呼ばれ、小豆大の砂利の浜が有名。震災前に訪れた時と変わらない浜辺だ。ただ、高さ14メートルの防潮堤に阻まれた海岸沿いは車の行き交う音も届かず、波が打ち寄せる音だけが響いていた点が以前と違っていた。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
|
|