| 「2020年の東京」解説/「10年後」から「2020年」へ/~何がどう変わったのか~都市戦略としての/新たなビジョン 12月22日、都は「10年後の東京」を充実・強化した新たなビジョンである「2020年の東京」とその実現に向けた3カ年の実行プログラムを策定した。 この「2020年の東京」は、2020年の東京の姿とそれに向けた政策展開を明らかにした新たな都市戦略と位置付けられている。 この点、現行の「10年後の東京」がオリンピック・パラリンピック招致を見据えて、2016年の東京が目指すべき姿と、それに向けた政策展開の方向性を示す「都市戦略」として策定されたのと、同様の位置付けになっている。 しかし、「10年後の東京」が、オリンピック・パラリンピック招致をてこに東京の都市づくり進めていくことを前面に出したのとは異なり、「2020年の東京」は、3・11によりあらわになった東京の弱点を克服し、東日本大震災を乗り越え再生・成長を続けていく東京の姿を示すことを主眼としており、オリンピック・パラリンピック招致を基軸とする考え方とは一線を画している。
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