都政新報
 
 >  HOME  >  都政新報 記事詳細
今週の都政新報
 

文は人なり(1)/事実は雄弁に語る/余韻を残して文章を結ぶ

  東京大学の入学式。今年も日本武道館で厳かに行われた。毎年、私はこの式に注目している。なぜなら、総長の式辞や来賓の祝辞が波紋を広げることが多いからだ。
 2008年には、建築家で特別栄誉教授の安藤忠雄さんが約3千人の新入生に向けて祝辞を述べた。その内容があまりにも衝撃的だったので思い出してみたい。「まずは、自立した一個の個人となるために、一日も早く独り立ちしてほしいと思います」。このように安藤忠雄さんは語りかけた。そして、次のように続ける。「親は子を切り離し、子は親を切り離せ。個人の自立なくして、独創力や常識を疑う力はなかなか生まれないのではないでしょうか」と。会場には約6千人もの父兄が駆けつけていたこともあり、様々なメディアがこのことを取り上げたのは言うまでもない。
 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。



会社概要  会社沿革  事業内容  案内図  広告案内  個人情報保護方針