| 社説/新年を迎えて/「次の時代」に向けた準備の年に 三陸沿岸部を歩くと、山の裾野まで荒地が広がる光景が続いている。東日本大震災から10カ月が経過し、被災者は仮設住宅に移った。跡地には復興に向けたプレハブ小屋の商店街ができ、わずかながら明かりを取り戻している。 しかし今なお、うずたかく積まれたがれきは復興を妨げており、再び街が活気を取り戻すのに一体どれだけの歳月を要するのか、まだ見当も付かない。 「3・11」の後遺症を引きずったまま、新しい年を迎えた。東京の自治体職員にとって、2012年はどんな気概を持った幕開けとなっただろうか。
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