| 葛飾の銭湯とウィズコロナ(上)/浴場組合連合会との協働/葛飾区産業観光部観光課学芸員 谷口栄■地域社会を支える資源 昭和の頃、東京の下町に暮らしていると近所に銭湯があるのはごく当たり前の見慣れた風景でした。しかし平成以降、櫛の歯が欠けるように銭湯が姿を消していっています。 銭湯は体を衛生的に保つための入浴施設というだけでなく、まちの風景を構成し、まちの営みの歴史を視的にも示す要素の一つで、ランドマークにもなっていました。銭湯が廃業し、マンションや建売住宅など新しく開発されることによって、まちの歴史を感じさせる象徴的な建物はなくなり、まちの顔つきは変わってしまいます。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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