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大阪“都政”通信(5)/参院選と維新/ジャーナリスト 吉富有治/全国政党の夢はるか遠く/大阪以外の選挙区は苦戦

 安倍晋三元首相の暗殺事件は参院選の終盤という微妙な時期に発生しただけに、与野党の選挙結果に大きな影響を与えたようだ。果たして同情票が集まったためか、自民党は改選前から8議席も増えた。非改選と合わせると自公の与党だけで参院の過半数を超え、岸田文雄政権は今後、国民民主党と日本維新の会と歩調を合わせて改憲発議に向けて動き出すのは間違いない。自民党議員らも「改憲は安倍元首相の悲願だ」と、世論を盛り上げるための地ならしを進めることだろう。
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