| コロナ禍の生保~ケースワーカーの現場から(下)/職員の担当世帯数に上限を/膨大な事務にICT活用を提言 ─職員の負担を減らすために自治体に求めることは。 中村健 1人のケースワーカーが受け持つ世帯数に関して、国は80世帯という標準数を設けているのに、自治体が守っておらず、国も全然指導できていない。毎回監査のたびに指摘されてはいるが改善されない。それでは何のための監査なのか分からない。国と自治体、どちらにも責任がある。今は1人当たりに任される世帯数が各自治体の裁量に任されているため、守らなければいけない上限数を国が定めるべきだ。標準数の80世帯という数字が適正なのかの議論もある。これは70年前ぐらいの基準で、現在の業務量の多さを考えて、数の妥当性も併せて検討するべき。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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