| 東京厳論(21)/「高校生等医療費無料化」がふるさと納税を正当化する?/地方自治ジャーナリスト 葉上太郎 「どうやって財源を捻出すればいいのか。少子高齢化や人口減少で財政規模がどんどん縮小しているのに……」 都外のある町役場で財政担当者が頭を悩ませていた。 隣の市が中学生までだった医療費の無料化を、高校を卒業する年齢まで拡大し、追随して拡充を迫られていたのだ。 「そうでなくても若者や子育て世代は、隣の市に流出しています。高校生まで医療費を無料化されたら、もっと出て行く人が増えるはず。都市部からの移住者も、うちの町より隣の市を選ぶ恐れがあります。同じレベルに引き上げるしかない」と苦しげに話す。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
|