| 職員の声/五輪談合事件/保存文書開示で潔白証明を/世界陸上の準備に懸念も 東京五輪のテスト大会に関する談合事件で、東京地検特捜部と公正取引委員会は11月29日までに、独占禁止法違反の疑いで広告代理店の電通や博報堂などの捜索に入った。五輪組織委員会と電通が企業から応札の意向を聞き取り、一覧表として取りまとめた上、実際の受注がほぼその通りになっていたことから、「官製談合」「業界ぐるみ」の疑いが強まっている。汚職事件に続く不祥事を職員らはどう見ているのか、都庁内の声を聞いた。
■法令順守の認識甘く 民間企業であれば商慣習で当たり前にやっていることなのだろうが、「みなし公務員」としての認識が甘かった。組織委員会は様々な企業や自治体から人が集まる巨大で特殊な組織。文化や慣習の違いは大きい。多様な人が集まるからこその良さもあったが、そうした違いがある中で、組織全体で規律をどう守っていくのか、もっと考える必要があった。(本庁課長) ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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