| 変革する杉並区・岸本聡子区長に聞く(上)/「区の変化伝えられている」/給食費無償化「1~2年議論して理解深める」 杉並区が変革期を迎えている。今年6月の区長選で初当選した岸本聡子区長が進める改革では、まちづくり基本方針の改定作業に区民との対話集会や意見聴取などで新たな手法を取り入れるなど、区政への区民参画を推進している。一方、2回の区議会での論戦を経て、選挙時に掲げた公約の軌道修正を図る部分も出てきた。杉並区をどのように変えていくのか、就任から5カ月が経った岸本区長に直接、話を聞いた。
─就任から5カ月が経ちました。議会を2回経験した感想など。 議案が全て可決されたことはとてもうれしい。職員の努力や議会との話し合いもあり、一つの結果を出せたと思う。
─選挙公約には児童館を以前と同数に戻すことを掲げ、実際、児童館再編計画は原則立ち止まったが、例外として4定では下高井戸児童館を廃止する条例案を提出し、可決されました。 反対する住民の方たちからは2400を超える署名も届き、思いが詰まったコメントや提案もあった。しかし、下高井戸地域だけが区内7地域で唯一、乳幼児親子の居場所「子ども・子育てプラザ」が未整備で、児童館を改修して開設すべきと判断した。「結局、廃止計画は変わらなかったじゃないか」と言われるのも覚悟の上だが、 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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