| 現場最前線/都立多摩動物公園/ライオンの「群れ」の管理に奮闘/パワーバランスを日々見極め 開発による生息地の減少や餌となる動物の減少で、国際自然保護連合(IUCN)が定めるレッドリストで絶滅危惧種に指定されているライオン。多摩動物公園(日野市)では、同園のシンボル的な存在のライオンの管理に奮闘している。50ヘクタールを超える世界屈指の広さを持つ同園では、野生で群れを作る動物はなるべく「群れ」で飼育するのが方針だ。同園はライオンを群れで飼育しているが、闘争心の高さから管理には難しさもあるという。ライオンの群れづくりを取材した。
「ライオンがこっちに来たよ!」「迫力あるね」。昨年7月にリニューアルし、約5年ぶりに運行を再開した「ライオンバ ス」の車内では11月下旬の平日、親子連れがバスに取り付けられた「馬 肉」を食べたり、外でくつろぐライオンを見学し、写真撮影を楽しんでいた。 バスのルートはライオンの位置を把握して毎回変更。左右どちらに座っている乗客もライオンを均等に見られるように運転する。繁忙期の土日は来場者の約5人に1人に当たる約1500人が乗車する。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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