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コマーシャリズムの狂宴~五輪汚職・談合の傷痕(2)/思惑一致/大会協賛、少しでも多く

 ブルーインパルスのカラースモークがかき消されるほどの強風の中、輸送機が1時間遅れで宮城県の航空自衛隊松島基地に降り立った。2020年3月、ギリシャから空輸された聖火の到着式。輸送機は聖火リレーのイメージでラッピングされ、JALとANAのロゴは機体に小さく「併記」されている。
 五輪のスポンサーセールスで、IOCは1984年のロサンゼルス大会以降、「1業種1社」を原則としてきたが、東京大会ではあえて、それを崩した。協賛金を少しでも多く集めようとしたのに加え、「オールジャパン」で大会を成功させる狙いもあった。
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