| 都政この1年/組織内ワードで共感広がらず?/地方自治ジャーナリスト 葉上太郎 今年の東京都政を振り返ってどう思うか。何人かに聞いてみた。それぞれ社会問題に敏感な人である。 「うーん。特に記憶に残っていません」 「印象薄かったね」 そんな返答が多かった。 都庁の都庁たるゆえんというか、誇りの一つは「都道府県で最も住民に近い」という自負だ。23区という特殊な基礎自治体があり、本来は市町村が行う事務も広域自治体の都が担ってきたので、直接住民に触れ合う場面が多い。五輪も本来はシティーの祭典だが、その顔を持つ都が招致した。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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