| 地方公務員こそトリックスターになれ/東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授 中島岳志さんに聞く…下 ─10月2日に投開票された品川区長選は都内初の再選挙となりました。法定得票数に達する候補者がいないと永遠に再選挙が繰り返される制度についてどう考えますか。 現行の制度は、1回目で決まらなければ数人は立候補を諦め、決選投票になることを想定していたものだが、世の中が流動化している中で候補者が乱立すると突出する候補がいないという現象が起きた。例えば、社会が流動化しているときには一定程度安定させるために中選挙区制を導入し、社会が固定化している時はかき乱すために小選挙区制にするといったように、選挙制度は社会の状況と連動して設定されるべき。再選挙は他自治体でも起こり得ることで、首長選でも品川区の再選挙を教訓に選挙制度が議論されるべきだ。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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