| ごみ問題/足元から一歩ずつ進める/小金井市長・稲葉孝彦氏に聞くごみ問題を巡る混乱の責任を取り、佐藤和雄前市長が就任からわずか半年で辞職する異常事態を受け、昨年12月に行われた小金井市長選は、4候補の激しい争いを制し、稲葉孝彦氏(67)が返り咲きを果たした。他団体任せの不安定なごみ処理体制から、どのようにして脱却するか。市民交流センターの取得も待ったなしの課題だ。就任から1カ月。稲葉氏に聞いた。
─半年振りに市役所に戻ってきました。 雰囲気はそれほど変わっていないように思えるが、私が去った時よりも職員はやる気になって頑張っている。前市政を批判するつもりはないが、市長の考えや方向性が見えず、どうすればいいのか分からなかったのではないか。市長がきちんと方向性を示せば、職員は動く。ただ、私が進めてきたことを全否定したは良いが、その先とそこに至るプロセスが示されないと、どうすればいいのか分からなかったのだろう。半面、職員は私の考え方を十分に理解している。 ─ごみ問題では国分寺市との共同処理の方向性を年度内に示す方針を事務レベル協議で出しました。 それについては、まだ担当と確認を取っていない。選挙公約に掲げたのは、12年度中に実現可能な安定的処理の方針を示すということ。担当者はその実現のため、色々と考えた上でのことだろう。しかし、今はまだ、具体的な時期を明示できる状況ではない。 「都政新報・電子版」(http://www.tosei-d.com/)にご登録頂くと全文をお読み頂けます。
|