| 追悼 慟哭の師 山崎孝明/元江東区副区長 大井哲爾 2008年10月31日、江東区議会本会議場。江東区長・山崎孝明は第3回定例会閉会あいさつにおいて慟哭しながら次のように述べた。 「今般まことに悲しい事件が墨東病院で起きました。亀戸の五の橋産婦人科に搬送された妊婦が、八つの病院で受け入れを拒否され、最後に墨東病院で出産、3日後に亡くなられるという無念極まりない事態になりました。診療所も妊婦も江東区内とのことであります。墨東病院の医師や看護婦さんたちが、息を引き取る前に母親の胸に赤ちゃんを乗せ、乳首を含ませてくれたそうです。母親は赤ちゃんの顔が見えたのだろうか、泣き声を聞けたのだろうか、我が子の温もりを感じたのだろうか、願わくばせめてその一つでも感覚として感じ取ったのだと私は信じたいと思います」 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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