| 東京の死角(2)/変えたいなら本気で収奪を/東京23区のふるさと納税/地方自治ジャーナリスト 葉上太郎 「ふるさと納税は、税を奪われる側の『都市の寛容さ』によって制度が成り立っている」 重鎮とされる自民党の国会議員が、しみじみ語っていたのが忘れられない。もう何年も前のことだ。 私は問うた。「では、最も奪われる側の東京23区が『いい加減にしろ』と言うような事態になったらどうしますか。もはや、その寸前ですが」 重鎮議員は「何事にも限度というものがある。そこまで都市を追い詰めたらダメだ。地方と言われる側の自治体が自覚しないと」と穏やかに話していた。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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