| 吉住健一・特別区長会会長インタビュー/児相「各区の実情理解して議論」/「財調は一歩も後退しない」 先月、任期満了に伴う特別区長会の役員改選で、新会長に吉住健一新宿区長が就任した。都区間には課題が山積しており、財政調整基金の配分割合では「55・1%から55・0%に戻すことが適切」と主張する都に対し、区は「児相設置に伴う大幅な役割変更で55・1%から積み上げるべき」と反発。交渉は中断している。また、高校生世代への医療費無償化の2026年度以降のスキーム構築も課題となっている。吉住会長に今後のかじ取りを聞いた。
─区長会で継承していく部分と変えていきたい部分は。 国や都と意見交換しながら、区側の権限拡大と税源の移譲を実現に結び付けてきた。そうした路線は継承したい。一方で毎月の区長会総会は多様な課題の報告を受けることに時間を取られすぎて、区長たちの議論をし尽くせないことが課題となっている。今回、副会長を3人に増やした理由でもあるが、テーマごとにPTのような会議を設けて副会長が議事を進め、議論する場を作りたいと考えている。 ◆都政新報・電子版(http://www.tosei-d.com/)にご登録(有料)することで全文をお読みいただけます。
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