150年前、江戸以来の細く入り組んだ道路や木で組まれた華奢な橋、不衛生な水道など、脆弱なインフラしか持たなかった東京が、いかにして世界屈指の都市へと成長していったのか。その影には、今まで語られることのなかった多くの土木エンジニアの活躍があった。彼らこそ、東京をつくったヒーローだった。
本書では、都市計画、水道、鉄道、橋の項目ごとに東京をつくったエンジニアを掘り起こし、その生涯や仕事にかけた想いを紹介する。
もう一つの、そして真の近代日本史である。