昔も今も、理想の上司の話題には事欠かない。さしずめ、顔は福山雅治で知性と教養は池上彰、リーダーシップは野村克也といったところだろうか。 当たり前だが、そんな人はこの世に存在しない。それどころか、理想に程遠いリーダーが世の中には多いのが現状である。 そこで私は、ちまたにあふれかえっている?理想でない上司の実態を以下の通り赤裸々にし、自戒の念も含めて反面教師としたい。 (1)自説を貫けない上司。部下に対しては強く自説を主張するも、上司に否定されるとすぐ前言撤回して下を向いてしまう人。あろうことか否定されると手のひらを返して部下のせいにしたりして、部下が犠牲になる場合が多い。 (2)上だけ見ている上司。上の意向だけを常に気にし、その意を酌むことだけを生きがいとしている。別名「イエスマン」。たまには都民のことも考えてほしいと言いたい。 (3)上意下達(「げだつ」と読む人が多いが、「かたつ」が正解)だけの上司。自分で咀(そし)嚼(ゃく)を全くせず、局長や部長の指示を部下に直接落とす人のこと。口癖は「局長がこう言っていたから(よく分からないけど)やって」。 (4)部下に無理難題を通す上司。指導育成という名目で、部下に対しては何を言っても許されると思っている。頭を下げる角度とふんぞり返る角度が180度離れているのが特徴。 (5)ぶれまくり上司。自分の意見(ないし哲学)が全くないため、臨機応変?に考えを変える。部下にとっては、迷惑この上ない。 (6)細かすぎる上司。てにをはの修正には強いが、本質論にはめっぽう弱い。いつまでたっても文案が固まらず、部下の残業時間が長くなり、疲弊しているのが特徴。 (7)宴席が得意な上司。仕事よりも夜、偉い人と毎日飲むことだけが重要で、業務について相談しても「君に全部任せるから」といって取り合わない。別名「アフター5男」。部下は勝手にやれるので、ありがたい場合も。 (8)判断の責任を取らない上司。部下の不始末どころか、自分の不始末さえも部下に押し付けるのが得意。その一方、部下の手柄を取り上げるのはもっと得意だったりする。 残念なことに、これらは全て小生が接してきた上司たちの実態であり、目標?(反面教師として)にしてきた上司たちである。皆さんの周りにはいないだろうか。こんな上司に、私はなりたくない!! (嫌上子) |